「ソロリティ」や「フラタニティ」って聞いたこと、ありますか?
海外映画をよく見る方は耳にしたことがあるかもしれませんね。
ソロリティもフラタニティもどちらも「グリークライフ」というカテゴリーに所属する、アメリカの大学独特の学生団体です。ソロリティは女性、フラタニティは男性のみ参加ができます。
これらの団体は全国にブランチを持つ非利益団体で、ボランティア活動をしたり学習を支えあったり、交流の輪を広げたり就活のチャンスをゲットしたりとお互いを支えあいながら生活していく、簡単に言えば大きな社交グループです。団体名は基本的にギリシャアルファベットで構成されており、「Sigma Sigma Sigma」や「Kappa Delta」や「Alpha Gamma Delta」など2つや3つのグリークレターが並んでいるのが一般的です。
これらの中には大きな家を買いメンバー全員が一緒に住むものもあれば、そうでない団体もあります。最近では、黒人やヒスパニック、アジア人等の人種に特化した団体も増えてきています。
このブログでは留学生が「グリークライフ」に参加するメリットとデメリットについて紹介しています。
メリット
英語力が上がる
というのも、グリークライフ参加者の99%は現地学生のため、現地の学生に交じって生活することになります。
いやでも現地の英語ペースに着いていくことになるのでしばらくすると自然と英語が上達していくのが事実です。
ネットワークが広がる
日本人や留学生コミュニティだけでなく、現地のトレンドなどの理解が深まる上に、現地で重視されているネットワークを広げることができます。
現地就活に有利
これらの団体に入る学生たちは、入団前にお互いを助け合い愛し合うことを約束しています。
あなたが困っていたり何か必要としていることを知れば、すぐに手を差し伸べてくれるのがグリークライフです。
留学生にとって現地での就活ほど大変なものはないかもしれませんが、ソロリティやフラタニティ団体の一員として、卒業生や現役生からの助け、アドバイスはとっても支えになりますし、大きなメリットの一つです。
デメリット
参加費がかかる
団体によっては月1000ドル請求する団体から、1セメスター200ドルほどの団体まで、費用は様々ですが、無料ではないところがデメリットの一つではあります。
しかしながら、代わりに団体として行う行事ごとや食事などは事前の支払いでカバーされていることが大半のため、ただ先払いしているだけ、と考えれば大きなメリットではないかもしれません。
コミットメント・時間
グリークライフに参加すると、大学生活のほとんどを団体のメンバーとともに過ごすことになります。ただ友達として遊びに出かけたりすることもあれば、団体として募金活動をしたり、ファンドレイザーをしたりなど、やることが多くてとても忙しくなってしまいがちです。
そんな時でも学習を手伝ってくれる仲間がいるから、頑張っていけるのかもしれませんが、人によってはストレスに感じてしまうかもしれませんね。
評判の悪い団体には気を付けて
中には、ボランティア団体と名乗りながら毎日パーティを開き違法薬物をやっていたり、禁止されている行為で活動停止を食らっている団体も少なくはありません。
評判の悪い団体に入ってしまっては、お金と時間の無駄になるだけではなく、間違った方向にネットワークを広げてしまいかえって悪い経験をすることになりかねません。
団体に加入を決める前に一度、インターネットでよく調べてみましょう。
グリーク団体の種類
グリーク団体といっても最近はいくつかの種類に分かれています。ソロリティ・フラタニティともに大きく分けて4種類あり、Panhellenic、National Panhellenic、Multicultural、Regious に分かれます。
こちらの違いについては別の記事で紹介しようと思います!
まとめ
アメリカには日本でいうサークルに似た、学生団体がたくさん用意されています。紹介した通り、グリークライフはお金がかかる場合がほとんどですが大体の学生団体は無料で参加できるので是非挑戦してみてください。きっと英語力アップの助けになるはずです!✩